国際招待レース

 日本国内で最高の賞金額を誇るレースといえば、ジャパンカップであります。ジャパンカップは東京競馬場の芝2400mで行われる3歳以上の混合G1で、他のG1

競走と異なり国際招待レースであります。国際招待レースというのは、海外馬が本レースに出走するための渡航費用や滞在費をすべてJRAが負担するレースのことであり

ます。ジャパンカップが創設された当時の日本は競馬後進国でありましたから、海外から有力馬が出走してもらうために、破格の賞金とこのような配慮をしたのです。

 上記のような方策の甲斐があってか、開設以後多くの一流海外馬が本レースに出走してきました。第1回ジャパンカップでは1~4着までをすべて海外馬に独占されて

しまうなど、当初は海外の壁を痛感させられましたが、1990年代になると日本馬優勢の情勢となり、ここ10年では日本馬8勝と完全に国内G1と同様に見なせる
レースとなっています。

 このような状況となっている原因は海外馬の質の低下です。かつてはその賞金に惹かれ海外の一流馬の参戦していましたが、最近ではまれです。ひとつには国外の芝の

G1であるブリーダーズカップと日程が近いこと。また日本の芝は独特で、日本向けの適正がないと活躍できないこと。そしてそのために無理して遠征しても海外では

種牡馬としての価値向上につながらないなど、最近では海外馬にとって賞金以外うまみのないレースとなりつつあるようです。

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